



「ただいま」が言いたくなるような、のどかな風情のかやぶき民家で、週末のみ1日20食限定の「手打ち やさいうどん」をご用意しています。庵主自らが仕込む手打ち麺は、手間を惜しまず、粉・水・製法にこだわった自慢の逸品。のどごしツルツル、もっちもちの細麺ながら、しっかりとコシのあるうどんです。地元の畑で採れた旬のお野菜と一緒に、お好みでごまもたっぷりかけてお召し上がりください。

「おいしくなあれ」と、庵主が心を込めて打ったうどんは、最高級の国産小麦粉を使用。生地をじっくり寝かせて、足で踏んでしっかりとこねることで、しなやかなコシのあるうどんに仕上がります。これを、おくどさんで一気に茹で上げます。
涼やかな竹のうつわに並ぶのは、地元の畑で採れた無農薬野菜。春はつくしやふきのとう、夏はほうれん草にみょうが、秋はきのこなど、旬の素材ならではの豊かな香りと風味をお楽しみください。うどんと一緒におだしにひたしてどうぞ。
おだしには、美山の名水「神田(じんでん)の水」を使っています。由良川の源流から湧き出た清水は、ミネラル分が多いと地元でも評判です。素材の旨みをしっかり引き立てられるように、昆布と鰹節のみで、あっさりとしたお味に仕上げています。

螢庵は、清流・由良川にほど近い4000坪を超える土地に、明治初期に建てられたかやぶき屋根の邸宅です。庵主・田村螢成は約40年ほど前に本邸と出会い、荒れ果てた家屋や裏山に少しづつ手を入れ、再生への歩みを進めてきました。2008年には主屋と土蔵、庭門及び塀が国の有形文化財に指定され、大庄屋の風格を今に伝える農村建築として、訪れる人を楽しませています。

母屋は「入母屋造」と呼ばれ、屋根は釘を1本も使わずに造られています。かやぶきの良さは、夏涼しく、冬暖かであること。また、いろりやかまどから出る煤で防虫効果も発揮します。自然の恵みと暮らしの知恵が息づく家づくりを、ぜひご体感ください。
螢庵の1年は、美山の豊かな自然と共にあります。梅の甘い香りで庵が満ちる春、4月には入口のしだれ桜が見頃を迎えます。新緑が眩しい初夏は、川縁で蛍鑑賞も。秋は、山中が真っ赤に染まる、一年で一番美しい季節。四季折々の美をご堪能ください。
お食事の後はゆったり広い裏山をぐるりと散策してみてはいかがでしょう。高台から庵を眺めたり、「ほほえみ地蔵」と呼ばれる、愛らしいお地蔵さまにお参りをしたり……。巡っているうちに、自然が身近に感じられるはず。いつの間にか、心もリフレッシュ。

美山には、季節の移ろいや土のにおい、風や水の音など、都会で失われてしまった豊かな自然が今も息づいています。この美しい自然を、のどかな日本の原風景を、未来の子どもたちに残したい。そんな思いから、今から約40年前、この地に織工房を兼ねた庵を結びました。かやぶきの家に住まうと、人は皆大きな自然に抱かれているのだとあらためて感じます。そして不思議と心がゆったり落ちついてくるのです。そんな心地よさを、皆様に感じていただければ幸いです。
若年より西陣織元に修行し、20代にして独立・創業。'72年に「株式会社田村屋」を設立し、社長に就任する。創作活動は、ますます意欲的になり、伝統に新しい息吹を与える独自の作風が高い評価を受け、数々の賞や宮家献上などの栄誉に輝く。画期的な光ファイバーテキスタイルの開発もライフワークのひとつでデザイナー桂由美のブライダコレクションへの参加やタペストリー作品で国際テキスタイルコンペションに入選するなど活躍は多岐にわたる。
また、「縄文土器風の焼きの会」「茅葺きコンサート」を催すなど美山町に根付いた、次世代に土のぬくもりを残すための活動でも注目を集めている。
京都市内より、国道9号で沓掛より京都縦貫自動車道(有料)を丹波下車。須知(蒲生)交差点を舞鶴・綾部方面へ国道27号線へ。由良川橋を渡ってすぐの交差点を美山方面に右折し府道12号へ。川沿いに約10km。左手の大野小学校を越えて、右手の大野駐在所を左折。左奥に螢庵。
京都市内より、高尾・京北町経由国道162号を小浜方面へ。京北町下中を左折、府道78号経由下佐々江で府道19号へ右折。神楽坂トンネルを抜け、府道368号へ左折。下吉田トンネルを抜け和泉を左折。左手の大野駐在所を左折。左奥に螢庵。
螢庵の前を通る国道(大野ダム~芦生まで)は「美山かやぶき由良里(ゆらり)街道」と名付けられ、日本風景街道に選ばれています。
〒601-0773 京都府南丹市美山町三埜
電話 0771-75-1373(土日祝)
075-493-5550(平日)
不定休・8月/12月〜2月は休業



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